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導-シルベ-
2007年10月01日(月)21時41分
嘘をひとくち飲み込んで
水の代わりに君にあげる

高原に散歩に行こうか
道案内はしてあげるから
君の思うまま足を向けて

頑なに拒む君の手を
弾みで握り潰してしまってごめん

骨が砕けた音に君は驚いた

沫桃雪の狐が嗤う
耳障りなのはだれ

虚言と実利が交錯して
道は曲がりくねり 人を錯乱させた

嘘をひとくち 飲み込んで
目を閉じたら多分虚空に出る

そこで君は見つけるだろう
僕の姿と君の夢を

君の呼吸は灰色の嘘に染まる
僕に向ける笑みがやけに冷たい

気化して消えた呼吸
溶けて消えて無くなった

交錯し絡みあい
でも 君はもういない

君の世界に居た僕は
"裏切り者"のレッテルを貼られて
ダンボールに詰めて出荷された

何処へともなく

ああ ああ あああ
君は見つけてくれなかった

僕を 僕を ぼくを
真実の世界へ
君に危険が及ばないように案内したのに

君は見つけてくれなかった
君の足元に埋まったまま息絶えた僕を。

嘘をひとくち 吐き出すと
それは君の仮面になった

裏切り者は
君か 僕か きみか ぼくか
どっちだったんだろう。



今も僕は灰色の砂漠に埋まっている
誰か 助けて 誰か 見つけて

こ こ は 淋 し い

シモンの子イスカリオテのユダ
2007年08月18日(土)21時19分
手を伸ばせば伸ばすほど
あの方は遠くなってしまわれるのだ

私のような薄汚れた人間が
触れられない程に美しい人なのだ

愛している
愛してゐる

狂おしいほどに
殺したいまでに

ああ、あああ
お許し下さい お赦し下さい

銀貨がたったの三十枚
命がひとつ 消える

憎んで下さい 恨んで下さい
愛して頂けないならいっそと

そう思うので


偽善者の我儘
2007年08月18日(土)11時30分
そんなにいつも不機嫌な顔をしていては、いけない。
寂しいときに、寂しそうな面容をするのは、それは偽善者のすることなのだ。
寂しさを人にわかって貰おうとして、ことさらに顔色を変えて見せているだけなのだ。



「駆け込み訴え」
太宰 治

昨日、見たの。
2007年08月04日(土)02時36分
午前十時過ぎ、起床。
朝食がてらシリアルを食べていると、何故だかキング・アーサーが見たくなった。

両親の寝室のDVD棚から、目的のDVDを探し当て(ゆうに300本以上詰まってる)
リビングのテレビ兼パソコンに入れる。

ファンタジー映画、なのだろうか。多分そうだ。
アーサー王とその騎士たちの話だ。
故郷はローマに支配され、兵役の義務を課された騎士たち。

15年という長い月日、与えられた任務はローマを守ること。
仲間が死んでゆく。
別に守ってやる義務などない国のため、自由を奪われ、無念のうちに。

故郷の土さえ見ることなく死んで、憎い相手であるローマの地に埋められる。
気高い騎士にとって、それはどれほどの屈辱だったろうか。
どれほど、悔しくて、悲しくて、切ない出来事だろうか。

物語は、サクソン人とローマの戦いにあった。
領土を広げるために戦い、沢山の人の血が流されてゆく。

アーサーと騎士たちは、その日、15年の兵役を追え、自由になる。
退役証をもらって、それぞれに故郷に帰ったり新しい暮らしを始めるはずだった。

だが、ローマはサクソン人に狙われ、約束の15年も終わるというその日。
騎士たちに任務が下った。

サクソン人が狙っている土地に住まう、法王ゆかりの一家を無事にローマまでつれてくること。
騎士たちは怒った。当然だろう。自由になれるはずの日に、これまでで最も危険な任務を背負わされたのだから。

アーサーは断腸の思いで騎士たちに命令をし、早朝に発つことを決めた。

数週間後、無事に一家をローマに連れてくることができた。
だが、サクソン人の手はすぐそこまで迫ってきていた。

自由になった騎士たちとは裏腹に、アーサーは自らはローマを守るために、戦うことを決意した。
そして、一人、戦場に向かうのだ。

***

全体的には、いい感じで緊張感の保たれた映画だと思う。
ただ見ているだけじゃなく、適度に考える時間も与えられる。

あの退役証、奪ってでも今すぐに取っていけばいいのに
約束を違えた人間なんて、さっさと殺してしまえばいいのに

注目していたのは、騎士の中の、トリスタンという名の人。
俳優は、マッツ・ミケルセン。
前髪が適度に邪魔そうにたれ、髪は長め、鷹が相棒。
頬骨の上には刺青がある。
その様子は、ハムナプトラのアーデス・ベイに似てる。だから好きだったりするんだが。

時折、どうしても映画が見たくなるとき、何故かファンタジーに手を出してしまう。
それは多分、僕が現実に疲れているからだ。
夢を見て、仮想現実に浸って、ひと時でもいいから、現実から離れたいと思っているんだ。

仲間意識。人を守ることの意義。
自分が生きる理由。戦うことへの恐怖。
憎み合うことの切なさ。
言葉を交わすことの、大事さ。

複雑な、仲間たちの心境。
切ないまでの、友情と信頼。

怖いくらいに、清廉で、崇高な感情が交わされる。
こんな仲間がいたらと、思わないことはない。

思えば、これは映画なのだ。
なのに、どうして、これほどまでに美しい関係が作られていくのだろう。
そう思ったとき、やっぱり僕はこの道を進みたいと思う。

人の感動を引き出すもの。涙を流させるもの。
その胸を抉るかのようなショッキングな出来事を描くもの。

人の感情に、最も強く影響を及ぼすことのできる芸術というのは、
舞台や映画の、人が演じるそれらだと信じて疑わない。

それでなくても、映像の中には衣装から音響から、小道具大道具
セット、エキストラ、メイク、カメラワーク、その他諸々の苦労が詰まっている。
どれかひとつでも欠けたら成立しない。
協力し合い、作り上げていく。お金もかかるし、時間もかかる。
でもそれだけ、たくさんの人が共感する。
そんな映画が作りたいわけで。

普通の仕事をして、普通の生活をして、なんて日常を僕が望まないのは
何故なんだろう。
人のため、親のためを思わず、自分のために生きるなら、どうしてか普通からはかけ離れていく。

多分、キング・アーサーに描かれている人間関係のような、
時に強く、時に脆く、でも、決して切れない絆がある、
そんな仲間を、作りたいと思っているからだ。

映画は人の心に何かを語りかける。
疑問を抱かせる。人生を考えさせる。

考えてみればとりとめのない話ではあるが、きっと、
非日常を求めているんだ。なれてしまったら、その非日常が日常だということを知りながら。

広い世界へ。狭い世界を捨てて。
新たな自分を。下らない自分は殺してしまって。

願わずにいられない。

レビューになってないな。まあいいや。
映画を見る際には、少し考えてみてはどうでしょう。
映像の裏にある、真意が何かを。

半端ですがこれで終わりま。

パティフィオヘデ
2007年07月24日(火)23時06分
僕の愛しのリベルちゃんが、前世についてちょっと触れていたので、今日は僕の前世についての思考を、いつものように赤裸々ながら複雑そのままに書いていきたいと思う。

夢を見る ことは、科学的に言えばノンレム睡眠時に脳が記憶の整理をしている状態を、まるで映像のように感じとっているだけ――(かな?)だと思われる。
だが、リベルちゃんの言うように、神秘的なまま、不思議だと思うままにしておきたいと…最もな意見。

そもそも、不可解な部分があるからこその人間だと思う僕は、科学が嫌いです。

研究することは、ただ夢を馳せ空想を見ているだけより、はるかに人類の役にはたつだろう。

だがしかし、世界中の謎が解明し尽くされ、何もなくなった時
それはきっと人類の滅亡を意味すると思う。

今はまだ、不完全なままの人間が"数的"に飽和状態なだけで
個体が全て完璧なものになってしまったなら、何を求め何に疑問を抱き何を夢見て生きていけというのか。

そんな、下らなくて小難しいことより、ただ僕が言いたいのは、
新しいことを知っていくより、今の状況を見て何かしらの打開策を講じる方がよっぽど合理的だと思う。
例えば地球温暖化だとか、超高齢化社会だとか。

この話は置いておいて。
人の前世は人らしい。
魂は死後もどこかで生き続け、必要な時に必要なだけ現世に戻ってくるのだと思う。

まあ、それも置いておいて。

僕の前世は、何故か自分でギリシア系に関係していると思っている。
前世は何だったか、と問われた時、無意識のうちに(潜在意識からの答えかもしれないが、)古代ローマの学者、と答えていたことがある。
そしてそうでなくても、現実と変わらぬまでリアルな夢にて、僕はいつもトロイの木馬に頭を踏み潰されて死んでゆく。
死んだ瞬間にいつも目が覚めて、起きたら冷や汗をかいていて、吐き気や頭痛がひどく、精神的にダメージをうける。
過去、そのせいで何日も学校を休んだことさえある。

学者であったのか兵士であったのか、真相は謎のままだが、不明瞭ながらも僕の潜在意識がそう言うのだから、きっと僕の前世は古代ギリシアやローマに在ったんだろうと思う。

不思議は不思議なまま
謎は謎なままに。

僕がハンムラビ法典が好きなのは、そういう原点があるからかもしれない。

「汝、敵を愛せよ」

許しは結局、自分の為にあるものだ。




*心体不合致論*(旧機械仕掛)

いま、さみしいから、どうしてもきみに会えそうにない。
*心体不合致論*(旧機械仕掛)

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